MTGをやっていた経験の中でうまく説明できるギミックを忘れぬうちに書いておこうというものです。

第一弾は「ラヴニカへの回帰」「テーロス」のスタンダードであった「幽霊議員オブゼダート」「エレボスの鞭」のギミックです。

参照:M:TGwiki
「幽霊議員オブゼダート」:http://mtgwiki.com/wiki/%E5%B9%BD%E9%9C%8A%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%82%AA%E3%83%96%E3%82%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%88/Obzedat%2C_Ghost_Council

「エレボスの鞭」:http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%81%AE%E9%9E%AD/Whip_of_Erebos


挙動
①墓地にある「幽霊議員オブゼダート」を「エレボスの鞭」で吊り上げる。

②ターン終了時に「エレボスの鞭」の起動能力の遅延誘発能力と「幽霊議員オブゼダート」の誘発能力が同時誘発。

③「エレボスの鞭」の遅延誘発能力を先にスタックに乗せ、「幽霊議員オブゼダート」の誘発能力を先に解決。

④「幽霊議員オブゼダート」が追放される。

⑤次のアップキープ開始時に「幽霊議員オブゼダート」が戦場に戻る。


解説
④の「幽霊議員オブゼダート」の追放という行為に対して「エレボスの鞭」の「戦場を離れる場合、それを他のいずれかの領域に置く代わりに追放する。」という置換効果が発生する。

もし「エレボスの鞭」の置換効果で追放されたなら「幽霊議員オブゼダート」は次のターンに戦場に戻ってくることはできない。

しかし、MTGのルールでは置換する前と後の行動が同じであるならばそれは置換できないとなっている。

「他のいずれかの領域に置く代わりに追放する。」を「追放する、戦場から手札に戻す、戦場からライブラリーに戻すのいずれかの行動の代わりに追放する」と言い換える。


これにより「幽霊議員オブゼダート」の追放するという行動に鞭の置換が発生するが置
換前も後も行動は追放するである。そのためこれは置換できなかったということになる。


この結果、「幽霊議員オブゼダート」は自身の能力で追放されたとなるため次のターンに帰ってくる。


おおざっぱに言うと「エレボスの鞭」が実際に置換できているのは「戦場から手札に戻す」と「戦場からライブラリーに戻す」である。


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